こんにちは。
コンクリートは、砂、砂利、セメント、水を混ぜて固めたものをいいますが、現在の日本では、この製造方法や品質管理方法がJIS(日本工業規格)でルール化されています。
普段は現場で生コンクリート打設時に予定通り・JIS基準どおりであるかどうかを確認しています。
今回は、そのさらに前、生コン工場を見学させてもらいました。
コンピュータ入力された配合で自動的に計測された素材を、決まった秒数で攪拌し、素早くミキサー車に充填し出荷されます。
かなり自動化されているため、人の手が加わることはほとんどありません。(運搬や打設は人の手が不可欠ですよ)
以前スリランカで見た住宅の建設現場では、建主自らが現場でセメントを混ぜて流して固めて…をすべて手作業でおこなっていたので、同じコンクリートでもまるで別物のようでした。(品質はもちろんJIS規格通りの方が安心です)
また、実際に打設する予定と同じ配合で少量練り混ぜ、基準の強度・硬さ・空気量・塩分量を守れているか確認する「試験練り」に立ち会いました。
今回の試験では強度以外はとても基準に近い数値が出ました。
強度については、これから生コンが固まってから1週間、2週間、4週間の経過ごとに圧縮試験を行い測定します。
知識としては知っていても実際目にすると驚きがたくさんありました。
e-conさん、ありがとうございました。
↑砂や砂利を貯蔵するサイロ。
↑塩分濃度や空気量、硬さの試験。
↑実際に攪拌する機械と同じ型・縮小サイズの試験練り用ミキサー。攪拌時間は秒単位で計測します。